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取りに行く情熱、受け入れる感覚

野球、サッカーというメジャースポーツの国内リーグが、
ともに春スタートの日本。この時期はストーブリーグと呼ばれる。
新たなスタートを切る春の前の寒い季節は、決断の季節といえる。
野球では楽天の岩隈、サッカーでは我が川崎の司令塔である中村憲剛が、
海外オファーを蹴って国内にとどまった。
聞くところでは、岩隈は契約条件の折衝で相手に”誠意”が感じられなかったこと、
憲剛は4大リーグ(イギリス、スペイン、イタリア、ドイツ)にこだわったことが、
オファー拒否の理由とか。
それぞれの思いは理解できるけれど、
言うまでもなくアスリートの”旬”は短い。
岩隈にしろ憲剛にしろ、もうピークは過ぎかかっている。
20代前半の選手が一年待つのとは訳がちがう。
そのあたりのことを、彼らはどう考えたのだろうか。
日本でエースを勤めてきた投手が、
「オレの評価は、この程度なのか」という気持ちになるのはわかる。
日本代表の盟友や後輩の何名かが4大リーグで活躍する中、
「トルコリーグに行っても意味はない」と考えるのもわかる。
でも、君の中にあるいちばん強い思いは何なのかを、
彼らに問いたい。
それで、もしも余計なプライドが判断を歪めているとしたら、
なんとも惜しい話ではないか。
少なくともボクが岩隈だったら、あるいは憲剛だったら、
めぐってきたチャンスを受け入れる。
今まで自分が培ってきたものを、より広い世界で試す道を選ぶ。
チャンスは取りに行って取れるとはかぎらない。
取りに行く、こだわる情熱もエネルギーの証だけれど、
何に、どこに、どんな世界から呼ばれているかを感知し、
それを受け入れる感覚は、ときに、もっと重要だ。
ま、川崎のチーム力を考えれば、憲剛が残るのは朗報なのだけど。

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