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コーチングのロービームとハイビーム

ネイティブアメリカンには、
「7世代先のことを考えて物事を決めよ」という教えがある。
目先に利益にとらわれるな・・・という志は、
われわれの現実社会には突飛すぎるだろうか。
かつて空冷エンジンにこだわった本田宗一郎に、
若手技術者が訴えた。
「私は子どもたちに“青い空”を残したいのです」
当時、深刻化していた排気ガス問題に対処するには、
本田宗一郎が手塩にかけて育てた空冷式エンジンは不利だったのだ。
本田は、その言葉を聞いて技術の一線を退く決断をした。
きょうの売上、明日の利益のために貪欲になる。
ボクは、そのことを全く否定しない。
文明史的なレベルでパラダイムシフトが起き始めていることを実感しつつ、
それでもビジネスは戦いだ、という感覚がある。
だから、今ここで繰り広げられているゲームに勝つことに
焦点を当てる。
それはビジネスリーダーと協働するコーチとして当然のことだ。
しかしコーチの存在価値は、そこにはない。
当然のことをしながら、当然ではないことにコミットしなければ、
組織変革コーチなどと名乗る資格はない。
クルマのレバーを操作するように、
ときどきロービームの光をハイビームに切り替える。
暗闇の向こうに、
曲がりくねったロング&ワインディングロードが現れる。
そしてハイビームを当てても見えない、
まだ暗闇の未来が暗闇のまま浮かぶ。
今、ここに根ざしながら、
ボクらは手探りで未来を同時に生きていく。
この世を去るときに、
私は何を遺していくのか・・・。
そのことを、変容の担い手たちと一緒に問いつづけながら。

Comments

みにょん より

子供たちに青い空、残したいです!!
ついつい目の前のことだけに追われてしまいますが、ハイビームで遠くを見ることも大切ですね。
ありがとうございました。

| 2012年8月24日 | 11:03 AM |

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