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カテゴリー: ビジョンの最適化

ビジョンを力強く語るリーダーの危険性と共感力

外から見ると素晴らしいビジョンをもった”すごいリーダー”だけど、内部の人に話を聴くと評判が悪い。そんな経営者けっして少なくありません。環境保全や地域問題の解決など私欲を超えた社会的ビジョンと事業内容の関連性が見えれば、経営者の語るビジョンはメディア受けがよいでしょう。優秀な人材を引き寄せるリクルーティング効果も高いでしょう。

理想のためには社会の秩序にも挑み、自らルールをつくりだす革新的なリーダーは情熱に溢れ、あくなきチャレンジ精神で大きな壁に挑みつづけます。

感情的知能(EQ)の要素を分解してみると、おそらく内発的な動機が高いはずです。そしてEQの研究によると、ノーブルゴールを追求する能力(日常のさまざまな物事を選択する意思決定を、より大きな社会的使命とつなげていく能力)と内発的動機には、比較的高い相関があります。

いいこと尽くめのようですが、ここに「他者に対する共感」が加わってこないと、目的達成のために人を踏み台にするような暴君になる危険性があります。さらにEQの研究からみていくと、共感力という他者と関わるうえでの能力は、自己認識や自己管理に関わる能力との相関が特に高くはないのです。つまり共感力については、”独自に意図的に開発しなければならない”と考えるほうが妥当です。

禅に傾倒してマインドフルネスを象徴するビジネスリーダーとも言われるスティーブ・ジョブズが、ビジョナリーで高い志と意欲を持っていたことを疑う人は稀でしょう。しかし他方で、嫌われ、変人と言われてきたことも周知の事実。ここからも共感力という能力の独自性がうかがい知れるような気がします。

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12月4日(火)19:00-21:00 @関西大学 梅田キャンパス

共感コミュニケーション~マインドフルな面談が会社を変える~

 

11月2(金),11月14日(水) いずれも21:00-22:30

ZOOMセッション【ビジョンの最適化】~私の仕事とSDGs パート1&2~

ビジョンの最適化~私の仕事とSDGs パート1&パート2

水問題から探るコンシャスビジネス

今週は世界水週間です。

日本にいると特別な災害が発生しないかぎり水の有り難さを実感することが難しいけれど、世界全体を見ると水不足は日々の現実。

国連総会のトム・ピーターソン議長は、世界の気候問題と水資源問題こそが「われわれの存在の基本原理」と語っています。ここでいう「われわれ」とは、もちろんこれを書いている私や、読んでくださっている「あなた」を含む人類という意味でしょう。

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“Zero to one” のコーチング

賛成する人のほとんどいない、大切な真実とは?

これは私が年末年始に読んだ本のナンバー1、『ZERO to ONE』(ピーター・ティール著 NHK出版)に出てくる問いです。著者は当代シリコンバレー屈指の起業家であり投資家。あのPayPalの共同創業者にして元CEO、フェイスブックやスペースX、テスラモーターズなどにも深く関わっている人物。

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組織変革を始めるのはだれか

今年最後のフォロワーシップの研修で、一人の受講者から次のような質問を受けました。

「組織の上層部で戦略的な意思決定の方向性が複数あって、なかなか意見がまとまらない」
「そうすると次の動きに入っていけないので、われわれの立場で何かアクションを起こすことは難しいと感じる」

企業としてどのような方向にシフとしていくか。戦略的な意思決定が経営層によって下されるのは当然でしょう。

しかし組織変革を促すような意思決定が、どんなプロセスによって進んでいくか。その歩みをたどってみると、

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人事異動を組織変革のメッセージに

ワールドカップを勝ち抜いているチームは、選手交代を局面打開のきっかけにしている。

アルゼンチンに敗れはしたけれど、大躍進したベルギーもそうだった。選手交代のタイミング、交代に込められたコーチの意図。それらを選手が理解し、交代後に大きく試合が動く。

かつて破たんした東京相和銀行を、東京スター銀行として再生させた初代の頭取、タッド・バッジさんに話をうかがったことがある。就任後、旧行時代からの幹部の変革への抵抗に苦戦していた彼は、やむなく外部の血を入れて新しい「マネジメントチーム」(当時のバッジさんの言葉)をつくり、そこから組織変革の流れをつくっていった。

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これぞホールシステムアプローチとしてのコーチング

※この写真は言うまでもなくパズルですが、人の適性についてのメタファとして使っています。

あるパズルの一片が、優れた一片か劣った一片かという判断は意味をなしません。そこに合った一片か否か、ただそれだけです。

つまり、その仕事にふさわしい人か否か、ということ。なのに私たちは、知らないうちに人の優劣を判断し、評価を下してしまいます。

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