Facebook

Twitter

ボクはクイズ番組で鍛えられた

TBSがクイズ番組の件で会津若松市に謝罪した件、
ちょっとボクは自分の昔を思い出した。
謝罪した経験じゃなくて、そんなクイズの作り方、あり得ないだろう・・・
っていうくらい、厳しかった昔を。
ボクは後楽園球場で最後に行われた「アメリカ横断ウルトラクイズ」の
番組制作に携わっていた。
さいきんのプロフィールでは長くなるので省略しているが、
あの視聴率25%以上を記録していた人気長寿番組の問題づくりと構成が、
ボクの社会人としてのスタートだった。
視聴者から募集するクイズ問題の解答は、
必ず3回、別のルートで“裏取り”をした。ほんとうに答えが正しいかどうかを
厳正にチェックするのだ。
いっけん正しいと思っても、Aという答えがBとも解釈できたりして、
明確に特定できないことが多々ある。
そういうクイズネタは、いくら面白くてもボツにする。
娯楽番組だからって、事実を曖昧にしていいわけじゃない。
面白さと引き換えの“嘘”はダメ。徹底していた。
裏取りして確認したつもりでも、実は辞典が間違っていた、
なんてこと何度もあった。雑学本からは絶対クイズをつくるな、と指示された。
嘘や答えを厳密に特定できないネタばかりで、使えないからだ。
世の中に出ている情報が、いかに曖昧なものか、
それを鵜呑みにすることがどんなに危ういことかを、
ボクはウルトラクイズで学んだ。
それ以降、人事や企業組織をテーマにした仕事をするようになった。
ぜんぜん関係ない分野に進んだようでいて、実はとても役に立っている。