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エル・ドラド プレビュー2回目、開催

スカイプでの第1回プレビュー(プログラム説明会)が残席1名になったので、

4月25日に第2回を開催することにしました。

とても面白いので、興味のある方は気軽にご参加ください。

(ただし、事前にオンラインで質問票を配信し、回答したものを返信していただく
 作業があります。20分程度で終了します)

世界130カ国以上、4万社で導入されているPXTという
人物プロファイリング(アセスメント)のツールを使います。

今までの自己分析や強み発見などのツールではできなかったことが、
このPXTでは可能になります。

大きな特徴の一つは、
自分を知ることだけではなく、自分の職務特性を知ることができる点です。

もちろん、それを科学的な視点から行います。

自分と職務、それぞれを科学的な裏づけのもとで分析し、
そのマッチングを定量化します。

そして、あなたが現在の職務において、どのくらい成功特性を備えているか、
どこに開発課題があるのかを見える化します。

その意味で、これは見えるコーチングであると言うことができます。

< エル・ドラド プレビュー on Skype >

ナチュラルな自分の特性と、職務で求められる特性を共に科学の目でとらえ、
自分の良さを活かしながら、仕事で成果を出すために必要な行動にアジャストする。

世界130カ国以上で4万社が導入している米国プロファイリング社の
人材アセスメントツール、PXT(ProfileXT)を用いた5ステップのコーチングプログラム。

ブログでは、こちらにプログラムについて書いています。

プレビューセッションの詳細、お申し込みはこちらにあります。

仮想世界を築くGoogleリーダーのリアルな世界観

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ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジが、
「テクノロジー至上主義的な帝国主義への青写真」と酷評した
Google会長エリック・シュミット氏の著書。

『第五の権力』-Googleには見えている未来-
(共著者はGoogleのシンクタンク、Google Ideasの創設者、ジャレッド・コーエン氏)
※より同書の内容を示す原題は、
THE NEW DIGITAL AGE – REshaping The Future of People,Nations and Business

私は良い意味での問題作だと思います(作家的な文脈では、”問題作”ってほめ言葉)

ネット革命の進展は、二つの視点から考えねばなりません。

一つはテクノロジーそのものの発展。
もう一つは、テクノロジーを活用する人の増加。

コネクティビティ(ネットワーク接続性)の恩恵にあずかっている私たちは、
まだ現在の地球上では少数派。

これから50~60億の人々がコネクティビティを共有するようになります。
言わばネット革命の第二幕が開くわけで、
そのとき仮想世界の様相は現実世界に近づいてくる、と著者は主張します。

詳細は読んでのお楽しみとして、
要は仮想世界と現実世界が相互に影響を及ぼしあい、世界はますます複雑化するということ。
長い目でみればコネクティビティは人類を進化させる方向に作用する、
しかし短期的にみれば一筋縄ではいかないことを、
著者たちは、さまざまな具体例と近未来予測から導き出していきます。

読み進むうちに、
自分の中にあったリーダーシップに関する幻想が打ち砕かれていくのを感じました。

インターネットやソーシャルメディアは人々の関係性を変え、
リーダーシップの在り方も変える・・・。
属人的なリーダーシップを超えた集合知を出現させよう。

それは豪腕、カリスマ的リーダー像へのアンチテーゼでもあるわけですが、
エリック・シュミットから「もっとリアリズムを挟み込め」と、
言われたような気がするのです。

以下、<   >は、本からの引用です。

<ワールドワイドウェブとして始まったものは、だんだん現実世界そのものに似てくる>

たとえば、イランには国営インターネット構想があり、
皆さんご承知のとおりわが国の隣には猛烈な検閲大国がありますね。

<国営インターネットでは、政府や関連組織が、
グローバルなインターネットから集めたデータを加工するか、
一からつくるかしてコンテンツを提供し、
またネットワーク上のあらゆる活動を厳しく監視する>

中国の軍備増強は潜在的な脅威と思われているけど、
実は仮想世界では顕在化しています。

<中国はここ数年、グーグルをはじめとするアメリカ企業に、
サイバー攻撃をしかけている>

<2009年、国防総省がアメリカサイバー軍の創設を指示したのとちょうど同じ頃、
同省長官ロバート・ゲーツ(当時)が、サイバー空間を、陸、海、空、宇宙に次ぐ、
軍事活動上の「第五の戦場」と宣言した>

なんだか暗い未来を示唆する本のようですが、そうではなく、
リアルにあるがままの世界をとらえ、今ここで起きていることを曇りのない目で見よ、
という姿勢が根底にあります。

その上で、

<新しい技術やツールを正しく使って、世界をよりよく、より豊かにするために、
できることはあるだろうか>

と、エリック・シュミットは問いかけます。

まさに、これはグーグルという組織全体の問いでもあります。

「革命の未来」という章においても、私の頭にハンマーが飛んできました。
SNSで集合的なリーダーシップが立ち上がる・・・そんなのは甘っちょろい幻想であると。

<新たにつながる社会に革命運動が急速に広がっても、既存政権にとっては、
全体として見れば、一部でいわれているほど大きな脅威にはならない。
なぜなら情報通信技術は、革命の形勢を市民に有利に変えることはで
きても、変革に不可欠な要素を市民に与えることはできないからだ>

<なかでも重要なのが、第一級のリーダーを生み出すことである。
逆境にあっても集団を維持し、政府に改革を迫り、独裁者が逃亡すれば指導者に名乗りをあげ、
選挙を勝ち抜き、国民の望みを叶えることのできるリーダーだ。
ある人が優れた政治指導者の資質をもっているかどうかは、情報技術とは何の関係もない>

この「政治指導者」を「経営者」に置き換えても、同じことが言えると思います。

文章を私なりに書き換えてみると、

経営危機にあっても会社を維持し、社員に意識変革を迫り、
上層部が守りに入れば経営の担い手として名乗りをあげ、
社内の競争を勝ち抜き、顧客と社員の望みを叶えることのできるリーダーだ。
ある人が優れた経営者の資質をもっているかどうかは、
情報技術とは何の関係もない。

厄介なのは、ネットワークでつながった社会では
真のリーダーが育つ間もなく物事が加速度的に進んでしまうこと。

この時代に、リーダーシップなるものを掲げて仕事をする者の端くれとして、
その覚悟を問われたような気がします。

おまへは本気でリーダーシップを論じ、実践する決意ができているのか、と。

自分の中に眠るエル・ドラドの黄金

パズル

※この写真は言うまでもなくパズルですが、
人の適性についてのメタファとして使っています。

あるパズルの一片が、優れた一片か劣った一片かという判断は意味をなしません。
そこに合った一片か否か、ただそれだけです。

つまり、その仕事にふさわしい人か否か、ということ。

なのに私たちは、知らないうちに人の優劣を判断し、評価を下してしまいます。

パズルの中には主役めいた一片もあれば、
取るに足りないようにしか見えない一片もあるかもしれません。
しかし、それじゃあ主役だけで目的が達成できるかといえば、そうはなりませんよね。
もし主役めいた一片を誤った場所にはめようとしたら、とても間抜けなことになります。

人はそれぞれ、自分が輝ける場所をもっているはず。

それを示唆する言葉があります。

ギフト・・・英語では、天与の才というニュアンスで使われる言葉です。
キリスト教文化においては、「神からの恵み」という意味にもなります。

本領発揮という日本語の「本領」は、本来の特質、です。
本来の特質を発揮するのが本領発揮、まさにギフトが人を輝かせる・・・
このように英語と日本語がつながってきます。

二年前、
零細事業主としてはかなりの投資をして、
米国プロファイルズ社のProfileXTのコンサル/トレーナー資格を得ました。
このツールは、一人ひとりの本領発揮の扉を開く科学の道具だと確信したからです。

10年間コーチングという仕事において信念としてやってきたことが、
科学というモノサシを携えて実践できることに魅力を感じたのです。

信念と科学を結ぶものとは、
人は誰でも自分本来の居場所を見つければ自然に輝きを放つ、という仮説です。

これは私がコーチングを学び始めて初めて出会ったバイブル、
『インナーゲーム』(W・T・ガルウェイ著)の次の一節に集約されています。

< 私は、だれにでも「自分で習う」能力が潜在していることを
  ここではっきり指摘したい。
  自分に一番適したものを、
  自分の力で身につける能力を持っているのである。
  この目に見えない力は、
  各人自身によって発掘されるのを待つ、
  エル・ドラドの黄金のようなものだ >  

社会と会社の複雑化したシステムが、黄金の発掘を困難にしてきました。

この複雑さを解消することはできないけれど、
複雑さを許容しながら黄金の発掘に向かうマップを手にすることは可能です。

コーチングがエル・ドラドに向かう卓越したドライビングテクニックだとすれば、
ProfileXTは最新のGPS(カーナビ)。そんな言い方ができるかもしれません。

確信から始めたことが組織で結果となってきたことを受けて、
この春から、個人向けのエル・ドラドをスタートします。

エル・ドラドというのは、きょう決まった新たなネーミングです!
まだ、他にどこにも書いていません。
このブログが始まりの始まりです。

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4月12日(土)10時~12時
エル・ドラド プレビューセッション on SKype 

詳細はこちらでご確認ください

コーチングの守・破・離のために

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA
 

「型(カタ)」が「形(カタチ)」になってはいけない。

仏教の新しい在り方を提唱する禅僧の藤田一照さんが、
先日そんな話をされていました。

カタチに拘泥して本質を見失っていく日本の仏教をみながら、
西洋で広がる新しい仏教の姿も目の当たりにしてきた一照さんの言葉は
説得力があります。

宗教にかぎらず、日本人はカタチがあると安心する傾向があるような気がします。
そこには本質を真摯にとらえる「カタ」を受け継ぐDNAと、
「カタチ」に依拠して自律から目を背ける弱さと、
その両方が潜んでいるのかな。

「カタ」は「カタチ」という衣をまとった大きな土台で、
揺るぎなく、そして軽やかでもある念子。

そんなイメージが、私の中にはあります。

言わば屋台骨のしっかりとしたステージのようなもので、
それは想像をかきたてる創造の源。ある意味、そこで何が起きてもよい。

だからこそ、道の世界における「守・破・離」に通じてくるのだと思います。

そこで話は、私たちの分野に。

ICF(国際コーチ連盟)では、コーチングの技術を「art=アート」と称しています。

意味をたどっていくと、スキルを統合した技術であり、
それはまさに芸術につながるものであり、
また「何をしたらこうなった・・・」と分析できない包括的な「手腕」・・・
この「art=アート」という表現には、そんな意味が込められているようです。

自由は創造において大切な要素だと思いますが、無秩序との微妙なラインをどうみるか。
これも創造との関係において、探求しがいのあるテーマ。

「カタチ」に安心しがちな日本人は、言い換えると無秩序が苦手。
たとえば、
チューブと呼ばれるロンドンの地下鉄に乗っていて、
一体この車両で今、何ヶ国語が飛び交ってるんだろう・・・と思ったことがあります。

あれって日本社会に閉じていたら、無秩序な世界そのものかもしれません。
ほぼ同じ肌の色をした男女が、同じようにスマホをいじっている東京の地下鉄。
それがザッツ世界、の人にとっては。

なんでもありの世界に対する免疫力が低い。
これは「閉じた世界」の中の無秩序への、慎重さにも現れてきます。
よくわからないから、とりあえずやってみよう・・・とは、なかなかなりません。
だから習ったコーチングを大切に守り、忠実に教科書を再現しようとする。

でも、それだけだとコーチングの本質から遠ざかってしまう。

トレーニングを受けるときには、各プログラムの重点の置き方に応じたメソッドやスキルを学ぶでしょう。
プログラムは完結させなければなりませんから、
「カタチ」を整理整頓して伝えるものになるのは仕方がありません。

しかし、その根底に「カタ」があることを、
伝える側も、学ぶ側も忘れてはいけない。

ただ、これは利潤追求をしなければならない組織だけでは限界があるのです。

なぜなら、完結するプログラムを学ぶしかない「学習者のラーニング」に終わりはないから。
終わりのないことに付き合っていくのは、商売としては極限的に効率が悪い。
何を、どこまで提供すれば良い、というものではないからです。
「カタ」は「カタチ」とちがって、商品化しにくいのです。

だからこそ「カタ」をふまえた「カタチ」であるために、
短期的な利害にとらわれない英知を担保できる仕組みが必要です。

ICFのコアコンピテンシーや倫理基準は、
コーチングの世界におけるそのような英知に、もっとも近いリソースだと思います。

このリソースをコーチとしても、またコーチングのトレーナーとしても、
「カタ」と「カタチ」をつなげるために、最大限に活用したいと思っています。

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世界標準のコーチングを学ぶ
【コアコンピテンシーキャンプ2014】

プログラムのご案内はこちらです

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これぞホールシステムアプローチとしてのコーチング

ICF(国際コーチ連盟)が制定している2013年のコーチングアワードを受賞した

トルコのISIKKENT SCHOOLS

教育分野を超えて、コーチングを組織開発・人材開発に組み込んだ統合的取り組みの成功例として、

国内外から注目されているようです。

私の稚拙なサマリー訳で、あちこち意訳もありますが、
基本はICFのウェブサイトにある紹介記事に沿ってまとめてみました。
(英語力の高い方、間違いがあったらご指摘くださいませ)

<トルコにおけるコーチングの普及と共に>

1998年設立の同校は、幼稚園児から12年生までが一つのキャンパスで学ぶ
トルコでも珍しい学校。

彼の地でも試験の点数が生徒の成功の証という考えが根強い中、
同校の教師や職員は、生徒を統合的に教育する方針--創造性、探求をベースにしたアプローチ、
世界市民としての倫理教育--などに誇りをもっている。

また同校は若者たちの意欲や自己認識力、生涯にわたる学習への思慮や深い情熱を開発することに
努力を傾けている。

同校のプログラムは、トルコにおけるコーチングの普及とともに始まり、
生徒たちに対する教育のみならず、学校組織に所属する全ての者が学べるものとしてデザインされた。
コーチングはただ生徒に対して行うのではなく、全体的な能力開発サービスである。
それは学校文化の基盤だ。

<ステークホルダーを網羅する多面的なコーチング導入>

同校では教職員らの専門性開発に向ける経費の24%をコーチトレーニングに投入。

スクールのリーダー層はICFの認定をもつコーチと契約してコーチングを受ける。
またACTP(ICFの基準に沿った体系的なコーチングプログラム)を受講、
スキル開発のためにメンターコーチングも受けた。

また全ての教職員が、2日間のコーチング入門コースを受講。
ICFのコアコンピテンシー、倫理基準、
クラスルームで生徒を指導するのに役立つコーチングスキルを学習。

この入門コースでコーチングに興味をもった40名以上の教職員たちは、
前述ACTPのトレーニングプログラムの受講を開始した。

<コーチングカルチャー醸成の一歩>

コーチトレーニングを最初に修了した教職員たちによって、
プログラムを継続実施していくための基盤を支えるために、コーチング委員会が設立された。
また学校の文化にICFの倫理基準を適合させていった。

委員会のメンバーたちは、異なる世代に対応するために、
通俗的に使われていたコーチングの質問を見直した。

さらにコーチングを学んだ教職員たちは、同校の技術部門と連携して
完全なコーチングセッションの記録を残すための仕組みづくりにも取り組んだ。

<同僚、親へのコーチング>

生徒、親、教職員の関係性を維持、改善するためのイニシアティブも発揮しはじめた。

コーチングは関係者ならば誰もが望むときに受けられる。
生徒は親の承認のもと、コーチングを体系的に学んだ「コーチティーチャー」と契約、
セッションを受けることができる。

コーチング契約を結んでいる期間にカバーされるトピックは、
将来の目標設定や行動の計画、他者とのコミュニケーションやさまざまな葛藤の乗り越え方など。

「コーチティーチャー」は、同僚の教職員や親に対してもボランティアベースでコーチする。

6人の「コーチティーチャー」は、フィードバックやアクティブリスニング、
パワフルクエスチョンを活用できる「Coach like Parents」(筆者注:おそらくコーチングを
活用できる親、というニュアンスだと思います)育成のため、
Parents Effective Training を指揮するトレーニングを受講した。

学校のサポートスタッフも、組織のコーチングカルチャーを理解し支援するために
数時間のCoach Specific Training を受講した。
現在、コーチトレーニングは新任教師の指導にも組み込まれている。
そして教職員たちは、生徒や親、同僚に対して、ともにコーチングスキルを活用しあうことを
奨励されている。

<ホールシステムアプローチ的なコーチングの成果>

同校は、組織におけるコーチングの投資効果は、予想を超えるものだったとしている。
コーチングを受けてきた生徒たちは、葛藤の解決や目標に向けた能力アップ、
そして仲間との関係向上などの成果を報告している。

コーチングを提供してきた教師たちも、生徒の報告と近似した成果を報告している。
またコーチングを学んだ親たちは、子どもに対して親としてのニーズを
以前よりも上手に伝えられるようになったと報告している。

2008-2009年、学校から懲戒処分を受けた生徒は、
中学で16%、高校で26.5%だった。
それが2012-2013年には、
中学で2.08%、高校で4.74%と、大幅に減少している。

同校のコーチングカルチャーは、国際的な学生を輩出するという
ゴールに向けた段階を迎えている。

プロファイリングによると、
同校の卒業生たちは、好奇心があり、オープンマインドで思いやりがある。
2013年にはトップ5の大学のいずれかを94.1%の生徒が志望し、
70.6%の生徒が第一志望校に合格している。

今日、トルコにおける多くの組織の模範となっている同校は、
コーチングプログラムをより効果的で、持続性のあるものにしていこうとしている。
同校のコーチングカルチャー醸成におけるリーダーシップ、組織のあり方は、
国境を越えて評価されている。