親しい人と一緒にいると、物事を困難に感じる度合いが少ない・・・。そんな研究があります。

坂道の麓で親しい人と一緒にいる人は、一人でいる人や親しくない人と一緒の人にくらべて、坂の傾斜角度を低く見積もるのです。

(サイモン・シュナル、ケンブリッジ大学)

同じような研究で、痛みの度合いや階段の数などの程度も、親しい人と一緒だと低く見積もられたり、脅威反応が和らぐことが検証されています。

この研究内容を読むと、Googleのプロジェクト・アリストテレスで報告されているPsychological safety(心理的安全性)も、少し違った角度からとらえてみたくなります。「パフォーマンスの高いチームでは、立場にかかわらず誰もが均等に発言している」といった報告ですが、「心理的安全性」を「親密な関係性」ととらえ直せば、それが高いチャレンジ目標を難なく掲げられることや、苦しい局面を乗り越える力になるとも考えられるのでは。

私たちMBCCではコーチングを関係性として定義しています。(コーチングとは、そのプロセスに当事者として関わる人の可能性を最大化する、対話をとおした継続的な関係性)。

ここに関係しているのが、次のような脳の仕組みです。

< 人の脳は親しい他者を、あたかも自分の一部であるかのように感じている。これを自己膨張理論という > (『人は皮膚から癒される』山口創著 草思社)※著者は健康心理学・身体心理学の第一人者で桜美林大学教授

一人では居ても立ってもいられないような厳しい局面でも、パートナーがそばにいることで感情を分かち合うことができます。感情の部分的なアウトソーシングみたいなことが、親しい関係性においては相互に行われているのです。

ここから、ある程度のコーチングスキルを身につけた上司が、社内制度化されたコーチングを(信頼関係のないまま)部下に行っても、うまくいかない理由も見えてきます。そんな”なんちゃってコーチング”を受けるくらいなら、信頼する同僚にただ話を聴いてもらうほうが、よほどチャレンジ意欲が湧いてくるでしょう。

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