マインドフルリーダーシップシンポジウム2018~マインドフルネスを通した真の働き方改革とは~

8月25日 13時~17時半 @品川

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しばらくまえに「問いの数」と「学ぶ意欲」の相関について書きました。簡単におさらいすると、人生でいちばん質問することがが多いのは4歳児だそうです。

どうして空にはお星さまがあるの?

パパはなんでおひげが生えてるの?

ママはいつもなんで早く起きているの?

・・・などなど、4歳児になったつもりで「知りたいこと」を挙げていくと、ほんとうにいろんな質問が出てきます。研究によると、小学校入学前には1年間に1万回以上の質問をしているそうです(Harris,2012)

知識や技能が身につくのに反比例するように、大人に問いかける質問の数は減っていきます。それに合わせて「学ぶ意欲」も落ちていく傾向にあるようです。

「知っているつもり」が質問を減らし、「そんなことわかってるよ」という感覚が強まると、学ぶ意欲が衰えていく。その行き着くところが大人だとすると、答えのないこれからの社会に突き付けられた重要なテーマではないでしょうか。

「知らない」という気づきから生まれてくる、「知りたい」という好奇心。これは私たち人類が、もともと備えている特性のようです。

しかし私たちの祖先、ごく初期のホモサピエンスは必ずしもそうではありませんでした。この惑星からネアンデルタールが消えてホモサピエンスが唯一の人類になった直後、氷河期が訪れました。たちまち食糧難に陥った祖先たちは、食べ物を探し求めて海岸沿いにたどり着いたのです。

そこで見つけたのが貝でした。想像してください。今まで一度も見たことのない貝を、これまた未知なる海という場所で目にしたときのことを。

どんなに空腹でも、それを開いて口に入れようとする祖先は少数だったようです。そして、その行為を選択した祖先だけが生き残り、ほんとうの意味で私たちの祖先になったのです。

つまり私たちには、好奇心のDNAが刻み込まれています。その自然な在り方を体現しているのが、小学校に入る前の純粋無垢な子どもたちです。

出来合いの知識を詰め込んでいくティーチングは、生命力の根幹にある好奇心を奪い取るリスクを併せ持っています。そういう教育で”優秀な成績”を収めた人々が、大人になってまた同じスタイルで組織の人材教育を推し進める。この問題に、いま私たちは根本から向き合う時に来ているのではないでしょうか。