なぜ日本人サポーターはゴミを拾うのか?

あなたたちもロッカールームで同じようにするのか?

セネガル戦の前日に行われた記者会見、そんな海外メディアからの質問に吉田麻也は一瞬、困ったような顔をしました。

ほんの少しの間。そして口にしたことは・・・。

試合後の僕らのロッカールームは、プレミアリーグのロッカールームよりはきれいかな(笑)

なんと見事なディフェンス!

いや、さすがにそこまではやってないっす・・・じゃ、なんとなく記者に質問のボールを押し込まれたままの感じだけど、見事だ。

そして・・・。

日本には『来たときよりも美しく』という言葉があります。

日本のサポーターのみなさんにも、染みついているんじゃないかと思います。

ディフェンスから大きく蹴り上げたボールが、相手のネットに入ったくらいの爽快さを感じました。

麻也、よくぞ日本を伝えてくれた!

 

こういう試合に直接関係ない変化球的な質問を軽く受け流すこともできるけど、彼はそうはしませんでした。

落ち着いて、いま何を伝えることができるか、どう伝えれば何が伝わりそうかを瞬時に吟味しているような気がしました。

この立ち止まる感覚を持てるか否かで、返答の質は大きく変わってくることがあります。とはいえ注意深さをもって(マインドフルネスの状態で)質問を受け取ったとしても、プレミアのロッカールームに比べれば・・・のユーモアや、日本文化に触れる話が出てくるとはかぎりません。

世界で鍛えられているウィットであったり、海の向こうから日本を見ることで培われる視野であったり、そもそもの教養であったり。いろいろな要素が蓄積し合成されてこそ、こういう瞬間のコミュニケーションが生まれてくるのだと思います。

世界はこういうところも含めてみているのだし、それを全て背負うのが代表。さあ次も期待してるぜ!

※写真はブラジル大会終了後に、パジャマ代わりにしようと安売りセールで買った旧デザインのユニフォーム(同じ姓なのでシャレで笑)。

あまりにも試合で盛り上がりすぎて(当然ですが)、ぜんぜん注目されてないけど素晴らしい返答でした。